コロナウイルス対策について
多数の方が同時にひとつの空間に集まる状態を避けるため、当院では以下の対策を行っております。
・広々とした空間でベッド1台のみのマンツーマン施術を提供。
・換気・消毒をしっかりと行い、マスクを着用して施術。
・患者さんごとに毎回フェイスタオルを交換。
・1日あたり5名までに限定して整体を提供
・次の患者さんが来られるまでの時間の幅に余裕をもたせ、患者さん同士の接触機会をできるだけ少なくするようにしております。
コロナ禍以降の整体の役割とは?
コロナの影響は今後も続きそうですね。
こういった状況において整体を提供するメリットがあるのかどうか?自問自答した結果、
「これからより一層整体は必要になる!」と感じています。
コロナ以前から、インターネット環境の発達にともない、私たちの社会はどんどん便利になり、自分だけで生活していけるようになってきていました。同時に地域のつながりや助け合いが弱くなり、孤独化もすすんでいるように感じます。地域のつながりや助け合いが機能しないことで、感情に触れる機会が少なくなっていく傾向にあると感じられます。そうなると、「人とつながるチカラ」も弱くなっていきやすいです。
ですので、これからの時代は、
「人とつながるチカラ」を意図的に維持していく必要があり、そのために「自分以外の誰かに、直接からだをケアしてもらうこと」がとてつもなく貴重なひとときになる
と認識されるようになっていくと私は感じます。
なぜなら、人は健康的に生きていくために、他人との親密なコミュニケーションを必要とするからです。そのことを裏付ける実験も報告されています。
人に親切にすると健康になれる
カリフォルニア大学ロサンゼルス校の教授が
「人に親切にする」行動を1日3回・1か月間おこなうと、体内の炎症をうながす遺伝子の働きがおさえられた、という実験結果を発表しました。
体内での炎症がさかんになると、体内の環境を破壊するようになります。
老化や病気になりやすくなるのです。
ですから炎症状態にならないことが健康を維持するためにとても大切になるわけです。
炎症状態をおさえるために、人に親切にすることが有効であるという実験データが発表されたわけです。
人に親切にする行動は、「人とつながるチカラ」を活性化します。それが自分の健康のために効果的な影響を及ぼすということなのですね。
人とのつながりが豊かだと、
寝たきりになる危険度が下がる
他にも自分ひとりで定期的な運動をすることよりも、「人とのつながり」が豊かなほうが寝たきりの危険度を下げるということが明らかになってきています。
これらの実験結果からわかることは、人間関係をゆたかにしていくことが健康的に生きる上でとても大切であるということですね。
うらがえせば、私たちが孤独になる・孤独と感じることは、健康的な生活を送る上ではマイナスの影響となる、ということです。
コロナ禍の引きこもりは、
「人とつながるチカラ」を弱める
コロナの流行によって、移動が制限的になるなどした結果、私たちは引きこもりや孤独感を感じることが多くなったように感じます。そのことは、私たちが健康的に生きる上でのマイナスの影響が出やすくなっていることを意味します。「人とつながるチカラ」が弱ってしまいやすいのです。私たちはこの影響について想定し対策することが必要なのではないでしょうか?
人は自分以外の誰かと出会うことで健康になる
コロナによる物理的、精神的引きこもり状態は、上記に引用したデータから考えれば、心身の健康面にマイナスの影響が多くあると個人的には感じます。その影響を減らしていくにはどうしていけばよいのでしょうか?
私は身体を刺激することが解決策のひとつであると考えております。
さらに言えば、人とつながるチカラを増やす効果が高いとされる肩甲骨まわりをほぐしてもらうこと、が重要ではないかと感じます。
自分の身体を他者にケアしてもらう整体は「人とつながるチカラ」を維持・活性化することができます。それが、コロナの時代においても健康的に生活していけるための基礎を創ってくれると私は考えます。